長い間収穫が楽しめるナス
畑のナス
6月頃から10月頃まで、長い間収穫が楽しめるのが、ナスの最大の特徴です。ですから、長く健康に楽しむために、丈夫な苗を選ぶことが最初のポイントとなります。
キーワードは「接ぎ木苗」。病害虫に強い品種の台木に、おいしい実のなる「穂木」と接ぎ合わせたもので、病害虫や連作障害に強く、収穫期間が長いのが特徴です。
4人家族でしたら、3株程度あれば、毎日のおかずに充分な量を収穫することができます。ミニトマトと同様に、畑で栽培する場合は50cm~80cmくらいの株間をとって植え付けます。プランターで栽培する場合は、幅60cmから80cmのプランターに2株植え付けるのが適当です。
剪定の仕方などに特に細かい決まりはなく、いつも、風通し良く保つために、内側に込み合っている枝は、適度に間引くようにしていくだけでOKです。また、実の色が薄くなってきたら肥料切れの目安なので、追肥をします。
一年中、よく売られているのは、「中長ナス」という種類ですが、「長ナス」や「丸ナス」など、形や味の違う様々な品種があります。普段手に入りにくい珍しい品種を育ててみるのも、家庭菜園の楽しみのひとつです。紺色の実と紫色の花のシックな組み合わせを楽しめるよう、プランターの色を工夫してみるのもおすすめ。